研修医の募集

　現在の徳島市民病院は平成22年に屋上ヘリポートを有する11階建てとして造られ、病床数307床、全職員数651名の中規模な病院です。これまで、徳島市民病院は97年の歴史を有し、思いやり、信頼、安心を病院の理念のもと、地域医療を担ってきた公的中核病院であります。
診療面では84名（研修医を含む）の医師とコメディカルの多職種と連携してチーム医療を行っています。特に、がん、関節治療、地域周産期母子医療の3つのセンターを中心に、安全で質の高い医療を提供しています。具体的には令和5年7月から低侵襲ロボット支援手術システム（ダヴィンチ）を導入して泌尿器科、外科、産婦人科で運用しております。令和3年から人工股関節手術にロボットアーム支援システムを導入運用が順調で、人工膝関節手術にも適応を拡大しました。令和5年10月から全国的にニーズが高まっている無痛分娩を開始いたしました。救急医療においても二次救急を中心に、年間約3000台以上の救急車と、6800名を超える緊急患者を受け入れております。令和7年4月から月曜日から金曜日の日勤帯は徳島大学病院から救急医を派遣していただております。また、災害時医療においても15名のDMAT隊員を中心に体制を整えております。
また、初期研修医および医学部生の臨床研修病院として、徳島大学と密に連携して、魅力ある研修プログラムを作成して、多くの臨床経験を積んでもらうことを重視しています。
当院の研修モットーは「研修は厳しく、しかし楽しく」です。社会に貢献できる常識を持った医師として、礼儀正しい社会人として育つように指導を心がけております。是非一度、見学・研修にお越しください。

 初期臨床研修は、将来の医師としての能力やキャリア形成に大きな影響を及ぼすため、どんな施設でどのような研修を開始するのかは極めて重要です。私自身を振り返ってみても、医師キャリアの1・2年目に学んだこと、経験したことは現在の自分の礎となっています。
 当院における必修科目の研修は、内科24週、救急12週 (うち4週は麻酔科、4週は救急室研修)、外科8週、産婦人科8週、小児科8週、精神科4週、地域医療4週及び一般外来4週です。必修の研修以外の期間は、研修医が各自で自由に希望する診療科を選択して研修することができます。
 当院の研修プログラムは、研修医が将来のキャリアを見据え、自ら考え、模索し、立案していく自由度の高いプログラムであることが特徴です。
 基幹となる内科研修は、消化器、呼吸器、循環器、内分泌・代謝、血液内科の5つの小診療科に分かれ、専門分野別に密度の高い研修を受けることができます。消化器や呼吸器、循環器内科では内視鏡やカテーテル手技などを積極的に経験できます。外科系の診療科では手術症例が非常に多く、研修医にも積極的に手術に参加してもらっています。産婦人科は徳島県トップクラスの分娩数を扱い、小児科とともに周産期医療の中心的役割を果たしており、分娩から新生児医療の経験を豊富に積めます。救急研修では徳島大学救急集中治療部医師の指導のもとで初期対応を学べます。学術活動も積極的に支援しており、研修医全員が学会発表や論文作成を行っています。
 当院は診療科間の垣根が低いことが特徴で、各科の協力体制が構築されており、診療を迅速に進めることができます。さらに上級医と研修医の垣根も低く、科を問わず、上級医にいつでも相談できる環境が整っています。病院見学や研修についていつでもお問い合わせください。
 これからの長い医師人生において最も大切な最初の一歩を徳島市民病院の初期研修医として踏み出してみませんか。皆さんが充実した研修生活を送れるように全力でサポートします。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

はじめまして。研修医2年目の新居と申します。
研修医として徳島市民病院で働き始めて早1年以上が過ぎました。その中で感じた市民病院の魅力について紹介します。
市民病院の研修プログラムの一番の魅力は、なんといってもその自由度の高さです。研修医それぞれの興味や目標に応じて柔軟に研修内容を選択できるため、自主性を持って学ぶことができます。
診療科のローテーションについては、一定の枠組みはあるものの、個々の希望に応じた調整が可能です。特定の専門分野に深く携わりたい場合や、幅広い領域を経験したい場合等、それぞれのスタイルに合わせた研修計画を組むことができます。また、徳島大学等との連携による院外での実習も可能で、自分の目指すキャリアに即した実習を行うことができます。
救急当直に入る日程も柔軟に決めることができ、ワークライフバランスを保った研修を行うことができます。救急当直の経験は研修医としての成長に欠かせないものだと思います。市民病院は二次救急医療機関として幅広く多様な症例を扱います。初期対応から診断、治療方針の決定まで、自ら考え行動する機会が多く、実践的な臨床能力を鍛えることができます。指導医が常にサポートしてくださる中で診察や手技を行い、安心して学ぶことができると同時に、責任感の重要性を実感する場面も多くあります。また、指導医の先生だけでなく、コメディカルの方々に優しくフォローしていただく機会も多く非常にありがたいと感じています。
この恵まれた環境のもと、自らのニーズに適した研修を通じて日々研鑽を積みながら、私は医師として最善の医療を提供する能力を高めることを目指し成長していきたいと考えています。
皆さんもぜひ医師としての最初の一歩を徳島市民病院で踏み出してみませんか。

はじめまして。研修医1年目の宿里望と申します。
私が徳島市民病院で初期研修を行うことを決めたのは、見学に訪れた際感じた温かな雰囲気と、医師・スタッフ間の風通しの良さに惹かれたからです。実際に働いてみると、想像以上にアットホームな環境で、どんな些細なことでも相談しやすく、常に誰かがそばで支えてくれる安心感があります。私は育ちも大学も県外出身という事もあり、不安な中ここ徳島県にやって参りました。しかし、先ほど述べたように研修医・医師・コメディカルの方など病院のスタッフの皆さんがとても優しく、安心して研修医生活を送ることができています。
また、毎日の業務の中でも自然と笑顔があふれ、互いに声をかけ合いながら働けることが、日々のやりがいにもつながっています。
研修プログラムのいい所は自由度が高く、自分の興味や将来のキャリアに応じて柔軟にローテーションを組むことができるところです。「この診療科でもっと学びたい」「将来を見据えてこの経験を積んでおきたい」といった希望に対しても丁寧に応えていただき、自分のペースで確実に成長していける環境が整っています。主体的に学ぶ姿勢をしっかりと支えてくれる体制があり、日々の経験が自信へとつながっていきます。
また、指導医の先生方はとても熱心で優しく、日々の診療や手技の指導に加えて、患者さんとの接し方や医師としての姿勢まで丁寧に教えてくださいます。先生方ご自身が地域医療や市民との関わりを大切にされており、その温かい姿勢から学ぶことも多くあります。
徳島市民病院での初期研修は、確かな臨床力を身につけながら、人として、医師として成長できる貴重な2年間になると感じています。ぜひ皆さんもこの温かな環境の中で、一緒に学び、支え合いながら成長していきましょう。お待ちしております。