リハビリテーション科は医師1名、技術職員18名(理学療法士12名、作業療法士4名、言語聴覚士2名)で構成されています。
理学療法(PT)では、身体の運動機能障害(筋力・関節可動域など)に対して、主としてその基本的動作能力(寝返る・座る・立つ・歩くなど)の回復を図るため、運動療法、基本動作訓練などを用いて治療を実施しています。
作業療法(OT)では、身体障害や高次脳機能障害などによって生じる応用的動作能力(食事、整容、更衣、排泄、入浴、家事、書字など)の評価やその回復を図るための治療・訓練を実施しています。また、手の外傷に対しても、主治医の指示の下、社会復帰に向けて機能訓練・装具療法を実施しています。
言語聴覚療法(ST)では、摂食・嚥下障害や失語症、音声障害や顔面神経麻痺に対し、他科や他職種と連携しながら評価・治療・指導を行っています。
また、地域がん診療連携拠点病院として「がんのリハビリテーション」を提供するために、スタッフはがんのリハビリテーション研修会を受講しています。
全てのスタッフが一丸となった協業(チームアプローチ)の下、救急から地域のかかりつけ医の先生にご紹介するまでの包括的リハビリテーション(地域リハビリテーション)の実践をめざします。
他職種と連携して治療にあたるため、リハビリテーションスタッフが各種委員会やチームに所属し活動しています。