例年この時期に内町学童クラブで行っている救命講習ですが、今回で10回目となりました。
第1部は1年生、3年生、5年生の20名が受講生です。
(講師:猪子 美由紀)
要救助者を発見したらまずは周囲の安全を確認し、119番通報とAEDを持ってきてくれるよう、大きな声で要請します。
(講師:森田 敏文)
相手に声を掛けても反応がないと思われる場合は、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行います。
全員で心臓マッサージを練習した後には、可能な限り中断することなく他の人と交代する方法を学びます。
跳び箱の上にトレーニングキット「あっぱくん」のシート部分を置き、要救助者に見立てて今回の講義を振り返りました。
第2部は2年生、4年生、6年生の28名が講習を受講します。
AED(自動体外式除細動器)の使用方法について解説しました。
電源を入れ、音声ガイドに従って除細動パッドを要救助者の右胸と左わき腹の部分に貼ります。受講生の一人が前へ出て、実際にパッドを貼った状態を示してくれました。
一通り学んだ後は、今回の講義を振り返り、救急処置を最初から実践します。
昨年の講義の経験者たちは、周囲の安全確認や救急車の手配、心臓マッサージの強さや速さ、AED使用まで完璧でした。
今年が初めての受講生たちも、一連の流れを思い出しながら積極的に参加しています。
最後に、救命処置で命を救われた方や、残念ながら間に合わず、命を落とされた方のご家族からのメッセージビデオを視聴しました。
今回の講義が、危急の際に勇気を持って一歩踏み出すための一助になればと願います。
講習を終えて、受講生の皆さんと一緒に記念撮影。