5月10日、徳島市立体育館にてトライ式高等学院の生徒さん18名が参加する救命講習が行われました。
(講師:猪子 美由紀)
まずDVDを視聴し知識を得てから、要救助者の発見、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、AED(自動体外式除細動器)の使用までを実践していく、という流れでした。
胸骨圧迫のポイントは「強く、速く、絶え間なく」。救助者の疲労によって胸骨圧迫の質が低下しないよう、可能であれば1~2分ごとに役割を交代します。
今回は講師と受講生でタイミングを合わせ、圧迫の中断が最小限になるよう、交代の仕方を練習しました。
(講師:森田 敏文)
一通り学んだ後は講師が患者役となり、受講生の皆さんが救命処置を行います。AEDは電源を入れて電極パッドを胸に貼り付け、スイッチを押すまでの課程を復習しつつ実践しました。
最後に、救命処置によって救われた方や、残念ながら処置が間に合わず亡くなられた方のご家族が、私たちに呼び掛けるメッセージビデオを視聴しました。
大切な人が突然倒れた時、迅速に救命処置が行われるかどうかで救命率は大きく変わります。正しい知識を持つことが勇気や自信を育み、命を救う行動につながるのだと実感していただければと思います。